北木西地区のコロナ情勢(令和5年1月18日時点)

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北木島でも、抗原検査の結果「コロナ陽性」と判定される人が数名出現。令和5年1月18日時点での状況を、北木西公民館主事の友野がお伝えします。

要点を知りたい方に、音声ファイル(5分44秒)を用意しました。

感染状況

北木島においては、1月7日・8日・9日の三連休明けあたりから、抗原検査にて陽性と判定される人が増えています(25人ほど検査して、4分の1が陽性)。ここまで陽性者が出るのは初めてなので、笠岡市北木島支所や笠岡市危機管理課と連絡を取り合いながら手探りで対応しているというのが現状です。

症状の特徴

陽性者の症状ですが、発熱を訴えるケースは少なく、「ノドの痛み・セキ・鼻水」など、軽めの気管支系の異常を発症する事例が多いです。北木島では昨年12月にワクチンの集団接種が行われており、症状の軽減に役立っているものと思われます。

抗原検査キットについて

都市部では自己負担で購入するのが前提となっている抗原検査キットですが、「病院や薬局へのアクセスが悪い」という離島の事情を考慮し、笠岡市の負担で支所や公民館などの公的機関に抗原検査キットが配備されています。

公費負担で配備されたキットなので、配布にあたっては「コロナが疑われる症状が出ている」・「濃厚接触者と判定された」というケースを最優先。「感染が増えていて不安だから」といった理由での使用はお断りしています。

ロシュ社の抗原検査キットが配備されている

イベントの継続/中止

陽性となっても軽症のケースがほとんどなので、パニックにまでは至ってはいません。しかしながら、地元の高齢者を対象に毎月2回行われる健康体操教室「愛らんど」が中止になるなど、一部の活動に影響が出ています。

北木西公民館も、今週末の1月21日㈯に防災訓練を予定しています。訓練後には東日本大震災を経験した防災の専門家・天野和彦特任教授(福島大学)による講話も計画されており、「島外からゲストを呼んでの活動であり、予定変更は難しい」との判断からスケジュール通り実施することになりました。(ただし、講話会場は当初の北木西公民館2Fから北木小学校体育館へと変更。座席の間隔を広く取りソーシャルディスタンスを確保する作戦です)

天野和彦
天野和彦・福島大学特任教授(紹介ページはこちら

封鎖とまではいかないが……

陽性者は出ていますが、船便に変更もなく、商店や観光施設もコロナを警戒しながら営業を続けています。しかしながら、地元の方々のコロナに対する警戒度にムラがあるのも事実。感染を怖がっている方もいます。

島は閉鎖にまでは至っていませんが、「島外からやって来て、集落内を歩き回って路地探検」とか「出会った島の人と仲良くおしゃべり」といった「一歩踏み込んだ観光」は、地元感情の問題もあるので今しばらく控えた方が良いかなと、個人的には思います。(とは言え、今月・来月もツアーが何件か入っているんだよなぁ……催行するんだろうか?)

以上、令和5年1月18日時点での北木島のコロナ事情でした。

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